ヴィジュアル・釈迦モンキー

これは赤ちゃんが書いています

お金がないということ、お金があるということ 

 

記事書くきっかけになったけーたさんのツイートです。

 

ベーシックインカムについてはほんのちょ〜〜〜〜〜っとだけ知ってたレベルで感覚としては公的ヒモやんけ、ええなあ!?ぐらいですね。

知識欲が著しく欠乏してるタイプの人間なので興味のないことには食指が伸びないのですが賢い人たちと会話するためには土台としての賢さが必要になるので四大中卒脳に鞭打って勉強してみました。

 

ベーシックインカムに対しての認識で言えば合ってました。

国が性別年齢問わず生活に必要な一定額を毎月あげるよ〜ってやつです。

 

メリットとしては

「とりま死ななくなる」です。

 

デメリットとしては

「無職が横行する」

「目から光が失われる」

「どっからそんな金捻出するん」です。

 

デメリットの方が多いやんけ!って感じですけど、我々が常日頃から言っている

「あ〜あ、働かずに道歩いてたら急に地面から5万円はえてこねえかなあ〜」

がマジで実現するというメリットには他の雑多な問題は全て粉砕してしまうほどのパワーがあります。

現時点で僕も八割賛成派に傾くくらい、その魔力に気圧されつつあります。

 

 

 

じゃあやるよ?ほんとにいいんだね?

 

 

 

と聞かれたら

「いや〜〜〜〜〜へへっ、だめでしょ…へへ…w」てなる僕が二割くらいいる。

その二割の僕の考えに今日はフォーカスしてみます。

 

 

 

すげえ!!!!!!!!!!!!!

 

 

失礼、拙者唐突にまろび出るデフォルメロボ恋愛物大好き侍でござる、唐突なマスターピースによって動揺してしまったが義によって助太刀、致す!!!!

 

2008年に公開された「WALL-E ウォーリー」です。

荒廃した地球を探索しに来た女の子ロボット「イヴ」に一目惚れした清掃ロボット「ウォーリー」が彼女を追って宇宙に飛び出す、みたいなストーリーですが、これをみたことがある方は今までの文脈から僕が何を話したいか察していただいたと思います。

 

ディストピアについてです。

 

ディストピアっつーのは有り体に言えば完全統治社会というか、一見住み良さそうなユートピアに見えるけどその実裏では権力者がめちゃ抑圧した上で民草が生きている世界のことを指します。

現実世界においてはこの言葉が当てはまる国家はまだ存在していませんが実際のところユートピアディストピアも表裏一体なわけでゆくゆくはこんな感じの国ができちゃうんじゃないかな〜と思います。

 

話が逸れたんですけど、このウォーリーの世界においてイヴたちの暮らす宇宙船がこのディストピアにあたります。

完全オート制御された交通機関、自分の業務を全て代行してくれるロボットたち、手元一つで景色やみたい映画が観れる環境、座れば自分の脚を使わずどこにでもいける椅子など実際人が理想とする世界が築かれています。

 

その代償が短く退化した手足と考えることをやめた知性、一切の抵抗を許さない危険思想を抱くパイロットロボの存在でした。

 

 

 

ここで今回話したいポイントと合流するわけなんですが、ベーシックインカムを導入することって、結局は人としての尊厳を代償に安寧を得てしまうことに繋がっちゃうんじゃないかなって思うんですよね。

 

ウォーリーのような極端な世界にならなくても、近しいものはできると思います。

一切の無駄な思考を排除してただ起きて、ただ食べて、ただ寝る、そんな人としての存在が形骸化した生き物が出来上がってしまうんじゃないかなって思います。

 

 

そも、人なんてお金がなくたって生きようとする意志があれば大抵生きていけますわ。

僕が今所属している渋家も声を大にして言えることじゃないですが、決してお金持ちではない、何かしらの活動をしている人たちでみんな自由に暮らしています。

自由に暮らしすぎるあまりいろいろなものが滞ったりすることもあるわけで、いつこの家がなくなるのか不安になったりもするけどね。

 

一見綱渡りにも見えるような環境が程よく感じられるのには薄々ながらも理由があって、最低限のルール、統治者のいない環境、最低限の衣食住がこの家の住みやすさを体現しているんじゃないかなって思います。

あとはどんな形でも働くことによって社会を動かす一員になれてるって実感があってこその人だと思うよね。 

 

 

ベーシックインカムハウスさんがこれからスタートするにあたって少し惹かれる自分がいたことは事実ですが元々心が弱い僕なので、パトロンに依存して自我がなくなるビジョンを想像すると

「いや〜〜〜〜〜へへっ、だめでしょ…へへ…w」ってなっちゃいましたね。

 

 

 

 

 

程よく自分に枷があってこそ、人ですよ。

 

 

 

 

 

先ほど挙げた渋家、今メンバー募集してますのでよければ。

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